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卒業生インタビュー
Interview 01
毎日が自分との戦い、その先にあるのは大きな成長。
多摩美術大学卒業
豊受設計株式会社 | デザイナー
日本語の勉強を始めたキッカケ
浜崎あゆみの歌が好きで、小さい頃から歌っていました。彼女の曲を練習しているうちに、文字も読んでみたくなり、独学でひらがなの勉強を始めました。
ただ、一人での勉強はモチベーションが続かなく、大学2年生の頃に武漢平成日本語学校の週末クラスに通い始めました。
武漢平成日本語学校はどうでしたか?
一人で勉強していた時とは違い、多くの仲間に出会えたことが嬉しかったです。特に李先生には、個人的に歌の歌詞の意味なども教えて頂き、本当に感謝しています。学校では皆が日本語を話していて、本当に刺激になりました。日本の会社の方が来校され、日本の企業文化の話をしてくださったり、その後の日本留学を決意できたのも武漢平成で学んだからだと思います。
多摩美術大学での留学生活はどうでしたか?
勉強だけでなく、アルバイトもしないといけないのでとても忙しかったです。今振り返ると人生で一番忙しかった時代でした。大学の授業は、母国語の中国語で受けても難しいような内容でしたので、それを日本語で受講するのは本当に大変でした。それでもなんとか授業にいついていけたのは、武漢平成日本語学校でしっかり学んでいたからだと思います。
留学は、日本の大学に合格することが目的ではありません。卒業することが目的でもありません。日本で、何を学ぶかがとても大切です。そのためにも、後輩の学生さんたちには、留学前に、しっかりと基礎学力をつけておいて欲しいと思います。
自分の描く将来のビジョン
今私は、日本の会社でデザイナーとして仕事をさせて頂いています。将来は、やっぱり故郷の武漢に帰りたいなとは思います。でも、今は日本で精一杯頑張って、将来は自分のデザイン事務所を持ちたいと思おっています。日本建築に興味がありますので、それを中国の生活習慣に合わせてアレンジして、素敵なデザインをしていけたらなと思っています。
日本語を学ぶ学生への応援メッセージ
端的に言えば、試験だけで終わらない勉強をして欲しいと思います。日本語能力試験のN1やN2を持っている人は、今では珍しくありません。それだけでに、日系起業への入社にも、能力試験以上のものが求められていると感じます。逆に、N1に合格していなくても日系企業に就職し活躍している人も大勢います。
日本の企業文化を理解し、コミュニケーション能力を高めておくことがとても大切だと思います。
日本語学校では、能力試験のための勉強だけでなく、各種課外授業を通じて、日本文化や、企業文化についても学ぶことができます。そのような機会を大切に、一日一日を大切に、真剣に取り組んで行ってください。その先には、きっと輝くあなたがいると思います。